最も重要なケーブル測定基準の1つは、近端クロストーク(NEXT)です。近端クロストークは、1つのペアが、同じ端にある別のペアに無用な影響を与える信号干渉です。クロストークは、隣接したワイヤペア(ペアツーペアNEXT)同士で発生します。加えて、UTPケーブル内のその他の全てのペアも、ペアツーペアのクロストーク(NEXT)や遠端クロストーク(FEXT)のレベルを上げ、送受信におけるワイヤペアへの干渉を増幅します。これらの干渉レベルがひどくなると、動作不良を引き起こします。ご購入されたCAT5eケーブルやCAT6ケーブルのNEXT値を確認してください。
近端クロストーク(NEXT)
NEXTは、1つのペアから近端の別のペアへ送信された不要な信号を測定します。
PS-NEXTは、近端の複数のペアから近端の別のペアへ送信された不要な信号を測定します。
FEXTは、近端の1つのペアから遠端の1つのペアへ送信された不要な信号を測定します。同時に両端で信号が生成されている場合は、フルデュプレックス動作に対する配慮が必要となります。
PS-ELFEXTは、減衰の影響を受けず、遠端の複数のペアから近端の1つのペアに及ぶ、全ての干渉の総和を測定します。
詳細について: PS-NEXT さらに詳しく: エイリアンクロストーク