COVID-19 のパンデミックにより、カナダのあるトップビジネススクールでは、講義室での授業を中止せざるを得なくなりました。すでに学生は授業料を支払っていたため、講義室で先生が教えている様子をオンラインライブストリームで学生に動画配信することにしましたが、インタラクティブな学習を体験できるライブ講義を実現するためには、教授たちが講義室の演壇で、スマートスクリーンやホワイトボードなどのいつもの教育ツールを使いつつ、ビデオ会議システムやカメラを制御する PC へのアクセスも必要になりました。
当時、PC と AV システムは各講義室から離れた通信室に置かれていたため、スクールの IT 担当は、PC を演壇に移動させ、新たに PC と AV システム間の配線をするといった、大変な作業に迫られていました。
課題
実際に PC を講義室に移動しようとしたところ、通信室から講義室までがかなり離れているために配線を延長することができませんでした。数週間後には、学生が春休みから戻ってくるため、その前に作業を完了させなければなりませんでした。
この切羽詰まった課題を迅速に解決するため、IT 担当は、既存のマルチモードファイバケーブルで、通信室の AV システムにスマートスクリーン、キーボード、ビデオ、マウスコントロール(USB / PC / マイク)を拡張できるプラグ&プレイソリューションで、4K ビデオ対応、かつ費用が高額にならないものを探していました。