空港の IT 部門では、オペレーターの作業効率を向上させる静かな作業環境を確保すると同時に、職員がシステム管理アプリケーションが動作するサーバのメンテナンスと監視を簡単に行えるよう、集中機器室を新設することと、サーバインフラを後方ラックに収納することにしました。オペレーター全員がさまざまなソースからの視覚情報を共有できるビデオウォールをサーバに接続するニーズも出てきました。さらに、技術部門は、映像と周辺機器からの信号を各オペレーターのマルチスクリーンデスクまで延長・切替できるマトリクススイッチシステムの導入を決定し、そのシステムは、24時間年中無休の運用とユーザアクセス権限の集中管理が可能で、LAN ケーブルと光ファイバケーブルの双方に対応する必要がありました。
ソリューション
DKM FX HD ビデオ、周辺機器マトリクススイッチシステムを使用して、LAN ケーブル(CATx)トランスミッタ、光ファイバトランスミッタをデータセンタに後方ラック収納し、レシーバを中央制御室(LAN ケーブル接続)と第2ビルの予備制御室(光ファイバ接続)に配置しました。このデジタル DKM マトリクススイッチソリューションは、HD 映像信号、USB 信号、オーディオ信号を LAN ケーブルか光ファイバケーブルを通じて、最大 4K の解像度で切替・延長・分配でき、多数のユーザはどのコンピュータシステムに簡単にアクセスすることができます。
電源の冗長性と HD 映像信号の瞬時切替を重視したこのシステムは、予備制御室に接続され、セキュリティ違反が発生した場合は、数秒で制御を引き継ぐことができます。集中機器室では、個々のシステムがすべて専用スクリーンに接続され、常時映像が表示されます。システムはグライド&スイッチ技術を搭載し、オペレーターは画面から別の画面にマウスを動かすだけで、サーバやアプリケーションを切替えることができるようになりました。