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同期デジタル階層(SDH)

同期デジタル階層(SDH:Synchronous Digital Hierarchy)


同期デジタル階層(SDH)は、その名の通り実際に同期しています。ネットワーク内に 1 つのクロックスピードしかないのでバッファゾーンは必要なく、その結果 SDH 回線ではアクセスがはるかに容易になり、PDH ネットワークが必要とする多くのマルチプレクサ(回線多重化装置)が要りません。

また、SDH のコアネットワークのスピードとチャネル多重化においても、PDH システムのそれとは異なります。

SDH は、ユーザに回線を提供するにはかなり効率的です。通常、ネットワーク全体には 1 つのクロックソースしかないため、クロックスピードは各ユーザに伝達され、すべてのリンクで完全に連結するようになります。

トラブルシューティング
SDH 多重化中のトラブルシューティングで注意すべき点としては、

  1. マルチプレクサが 20 秒か 30 秒後にリセットされる場合には、CRC-4(Cyclic Redundancy Check-4)の設定を確認する。CRC-4 設定が正しくないとリンクの両端にあるユニットが互いに通信しないため、事実上リンクが切断されます。
  2. 音声を使用している場合は、PBX の設定を確認する。
  3. ランダムエラーが発生した場合は、G.703 の接地を確認する。
  4. ネットワーク LED が点灯している場合は、ユニットは有効な HDB3(または AMI / B8ZS)エンコードを受信しています。そうでない場合は、着信回線に有効なデータがあるか調べましょう。
  5. フレーミング LED が点灯していれば、機器は有効な G.704 フレーミングに待機しており、実際にそれを受信しているところであることを示しています。点灯していない場合は、非構造化サービスを持っていないか確認してください。
  6. リンクの両端のタイムスロットが、同じ方法で設定されているかどうか確認する。
  7. データを失っている場合は、クロックソースを確認する。ネットワークにはクロックが 1 つしかないはずです。

SDH network ring