サーバルームの環境モニタリングとは？

環境モニタリング製品で、ラックやサーバルーム、データセンタといった重要な資産を管理・保護する室内の状況を積極的に監視できます。監視対象には、極端な高温 / 低温、湿度、電源スパイクやサージ、水漏れ、煙、化学物質などがあり、適切な環境モニタリングで、大事な機器に悪影響を及ぼすものを事前に把握することができます。人為的ミス、ハッキング、のぞきなどの被害を警告することも可能です。

環境モニタリングシステムは、1 ）ベースユニットかハブ、2 ）プローブかセンサ、3 ）ネットワーク接続と統合という、3 つの主要な要素で構成されています。ハブは、内蔵センサと外部プローブを接続するためのポートやイーサネットポートを持ち、リモート設定やグラフ作成用のソフトウェアも備えています。このソフトウェアは、SNMP システムなどの既存のネットワーク管理ソフトウェアでも動作します。

サーバルーム環境モニタリングシステムが提供するもの

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  データ測定

  環境モニタリング機器は、温度、湿度、気流、ドライ接点の状態、ドアの開閉、動きの検出器、その他センサなどの取り付けたプローブで、測定された値を表示します。

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  データ収集とグラフ作成

  測定値は定期的に内部 / 外部メモリに保存され、グラフとして表示されます。

• アラートと通知

  測定値があらかじめ定義された閾値を超えると、前面パネルの LED 点滅、サイレンでの警告、SNMP トラップ、電子メール、テキストメッセージなどが起動します。サイレンやストロボライトなど外部警報システムを動かすこともできます。

サーバルームの環境モニタリングの種類

サーバルームの環境モニタリングには、温度、湿度、液体漏れ、煙、火災、その他の環境パラメータの監視などがあります。冷却コストを削減し、より環境に優しい IT を実現しながら最大の信頼性を保証します。重要な機器を保護し、パフォーマンスの低下や断続的な障害など、あらゆるトラブルやデータの消失を防ぎます。

1. サーバの室温監視

   サーバの室温が一定以上に達すると、自動的に IT 管理者に警告します。サーバのパフォーマンス低下を防ぐため、極端に高温 / 低温な室温は避けなければなりません。




2. サーバルームの湿度監視

   電子部品は、限られた湿度範囲内で動作するように設計されています。高湿度環境ではディスクドライブが故障し、データの損失やダウンタイムが発生したり、低湿度環境では静電気放電（ESD）の危険性が高まって電子部品に致命的な故障を引き起こします。




3. サーバルームのモーションディテクタ（動き検出）

   サーバルームというのは、数時間、場合によっては 1 日中無人で放置されるので、ドアの閉め忘れがサーバルームに危険を及ぼすことがあります。モーションディテクタの設置は、サーバルーム内のすべての行動を認識し警告を発するための、簡単で価格的にもお手頃な方法です。




4. サーバルームの煙検知

   サーバルームに煙感知器を設置すると、火災発生時に通知を受けてすみやかに災害復旧を始めることができ、全体的なダウンタイムを最小限に抑えられます。




5. サーバルームカメラ監視

   CCTV カメラは、サーバルームのセキュリティの保護に最適です。入室や動きの検出などをするだけでなく、犯罪者の抑止力としても機能します。鮮明な画像を電子メール、FTP、MMS で送信したり、携帯電話でストリーミングすることもできるので、IT 担当者はどこにいても対応できます。

サーバ環境モニタリングの利点

• ダウンタイムの短縮と装置の信頼性向上

  問題発生時、すぐに知らせを受けることができるので、サーバや他のネットワーク機器の損傷、ダウンタイムを最小限に抑えます。

• ランニングコストの削減

  予備機のコストを削減し、より効果的な人員配置を検討できます。

• 従業員の満足度向上

  電子メール、SMS、SNMP トラップなどの通知機能が組み込まれているので、業務をより良く管理できます。

AlertWerks™ 監視ハブとインテリジェントセンサ Black Box 環境モニタリングシステム製品

AlertWerks™ ハブとセンサが、温度や湿度、気流、煙、セキュリティ、電圧、サーバのキャビネットのドアの開閉状態、キャビネット自体の温度など、さまざまな状況を監視します。ハブをネットワークに接続してセンサを繋げば、データセンタやその他施設の状態を遠隔地から監視することが可能になり、どこからでも資産とインフラを守ることができます。

詳細は、AlertWerks™ ソリューションページ もご覧ください。