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レイヤ 2・3・4 スイッチレイヤ 2・レイヤ 3・レイヤ 4 スイッチ開放型システム間相互接続 (OSI) 参照モデルは、階層型ネットワークのフレームワークで、異なるメーカーのデバイスが連携して動作するよう標準化されています。
レイヤ 2 (データリンク層)
レイヤ 2 スイッチは、物理ネットワークアドレスを使用して操作を行います。リンクレイヤ、ハードウェア、MAC レイヤアドレスとして知られる物理アドレスは、個々のデバイスを識別します。ほとんどのハードウェアデバイスは、製造過程でこの番号を永久的に割り当てられています。 レイヤ 2 で動作するスイッチは、物理アドレスを単に分類していくため、処理が大変高速ですが、一般的にそれほど高性能ではありません。
レイヤ 3 (ネットワーク層)
レイヤ 3 スイッチは、ネットワーク上の場所を特定するネットワークまたは IP アドレスを使用します。ネットワークアドレスは場所を特定し、物理アドレスはデバイスを特定します。場所は、LAN ワークステーション、コンピュータのメモリ内、またはネットワークを通じて移動するデータのパケットのこともあります。 ネットワークアドレスは階層構造になっています。より詳細な情報が含まれるほど、アドレスはより具体的になり、発見がより容易になります。
レイヤ 3 で動作するスイッチは、レイヤ 2 のデバイスよりも高性能で、パケットを宛先に送信するのにベストな方法を積極的に計算する、ルーティング機能を組み込んでいます。しかしレイヤ 3 スイッチは、ネットワークアドレスのより細かい詳細を読むため、余計な時間がかかり、レイヤ 2 スイッチよりもはるかに遅いことがあります。
レイヤ 4 (トランスポート層)
OSIモデルのレイヤ 4 は、システム間の通信を調整します。レイヤ 4 は、どのアプリケーションプロトコル (HTTP、SNTP、FTPなど)が各パケットに含まれているかを識別し、適切な上位層のソフトウェアにパケットを引き渡すために、その情報を使用します。レイヤ 4 スイッチは、MAC アドレスおよび IP アドレスだけではなく、パケットが属するアプリケーションに基づいてパケットの送信決定を行います。 レイヤ 4 のデバイスはアプリケーションに基づいてネットワークトラフィックの優先順位の確立を可能にするため、一般的な HTTP ベースのインターネットトラフィックのような低優先パケットへの異なる転送ルールを用いて、Peoplesoft® などの重要なインハウスアプリケーションに属するパケットの優先順位を高く指定することができます。
レイヤ 4 スイッチは、ご使用のネットワークに、効果的なワイヤースピードのセキュリティシールドを提供します。
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