ケーブルをシールドするべきか、非シールドのままにしておくかは、環境で判断します。
シールドとは、ケーブルを包み込んで、周囲の電磁漏れや電磁干渉から保護する覆いです。この電磁活性 (EMI) の発生源には、エレベータモータ、蛍光灯、発電機、エアコン、コピー機が含まれ、通常は、ノイズと呼ばれます。高 EMI エリアでデータを保護するには、シールドケーブルをお選びください。またシールドは、げっ歯動物による被害からもケーブルを保護します。フォイルは、最も基本的なケーブルシールドですが、銅ブレードシールドの方がよりしっかりした保護を提供します。多忙なオフィスや小売店などの現場では、フォイルシールド ケーブルをご利用ください。工業現場には、銅ブレードシールドをお選びください。
静かなオフィス環境では、非シールドケーブルをお選びください。
ストランドケーブル vs ソリッドケーブル
ストランドケーブルは、ネットワークインタフェースカード (NIC) とウォールプレートのあいだ、またはコンセントレータとパッチパネル、ハブ、およびその他のラック搭載機器とのあいだで、短く這わせて使用するためのものです。ストランド導体ケーブルは、ソリッドコアケーブルよりはるかに柔軟性があります。しかし、減衰はストランド導体ケーブルのほうが高くなっているため、信号の劣化を低減するには、システム内のストランドケーブルの全長を最小限に抑える必要があります。
ソリッドケーブルは、バックボーン ケーブル配線とホリゾンタル ケーブル配線の両方に用いることができるよう、設計されています。これは、2つの配線クローゼットのあいだ、または配線クローゼットからウォールプレートまでの配線に使用するためです。ソリッド導体ケーブルには、折り曲げ、たわみ、ねじれを、繰り返し加えるべきではありません。減衰は、ストランド導体ケーブルよりも少ないです。